
先週末からロケハンで三宅島に来ています。
東京から南へ約200キロの小さな島。
2000年の噴火で全島民が脱出し、最近やっと戻ることができるようになった島。
船で浜松町の日の出桟橋を夜に出港し、翌日朝到着。
島に来て驚いたのはとにかくたくさんの廃墟の数。
ボロボロに崩れた木造家屋から新築のような家まで。
そして山は死んでしまったような幹だけの白い木々で覆いつくされている。
あたりはうまく説明できる言葉が見つからない景色が広がっていました。
溶岩が流れ込み2階まで埋まってしまった小学校の教室。
山道に取り残され、そのままマグマに取り込まれてしまった自動車。
いまだにガスマスクの必要な地域。
来て初めて知った衝撃的な世界。
一方で、どこまでも広がる青い空と海。
さえぎるもののない水平線に沈み行く夕日。
ありえないくらいの量の星でちりばめられた夜空。
ものすごく不便で危険なのに、それでもここで生きる魅力もわかりました。
あぁ、この星空、もって帰りたい。

船のデッキ、海上から眺める星空は忘れることができない

宿の子。男好きだとか。

海と山と空、遠くに小島がいくつか。

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