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教会の中は静寂が支配し、空気はひんやりとしています。
窓からさしこむ朝日がきらきらと輝いています。
甘い匂いは教会の奥から来ていました。
蝶は匂いのするほうへ光りの中を飛んでいきました。
甘い香りの元はお供え物の飲み物でした。
蝶は飲み物の器にとまり少しの間、羽を休めました。
そしてゆっくりと口をのばし、その甘い液を飲み始めました。
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