What a beautiful world!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不覚にも溢れる涙を止められなかった。
なんなんだ、この気持ち良い感覚は。
横隔膜が胸を圧迫する。

安野モヨコさんの漫画、「働きマン」単行本2巻のエピソード。
ほろ酔いでまどろみながら読み始め、眠気が吹き飛んだ朝の5時。
こみ上げる想い。
こんな気持ちで、もう眠れない。

キッチンの窓が魔法がかかったようにキラキラしている。
反射的にカメラを握りしめ外に飛び出す。
あぁ、東の空がダイナミックに変化していく。
光の増加と共に街の音も増加していく。

what a beautiful world!

* * * * *

さて、熱い風呂に入って寝ようかな。

そこで思い出した。
1時間後に講師の仕事だ…

 

 

 

10/16 A little bird told me

 

 

 

 

 


フランスワインとフランスパン、フランス直送チーズ。
28度目のささやかなご褒美。
今日は朝まで飲んじゃうから。


繰り返される毎日の中で  無くしてしまうものがあり 新たに得るものがあり
やがて繰り返される毎日の中で 無くした悲しみも 得た喜びも それが日常になってしまう
そしてまた繰り返される毎日の中で 得たものを無くし 新たなものを得て
無くした苦しみに耐え 得た喜びに感謝する

そんな流れの中で 1/365の時間くらいは 来た道をゆっくり見つめなおしても良いじゃない。

ほら、細く今にも切れそうに見えた絹糸が 何百、何千と繰り返される往復で 美しい反物が織り上げられていく
これまで生きてきて、これからも生きていき、どんなものが織りあがるのだろう

* * * * *

願いをかける人のてのひらから 風の庭で育った鳥が飛ぶよ
小さな望みを叶えるために ビロードの羽をはばたかせ
雲をぬけ どこまでも 昇ってゆき 音のない暗闇にたどり着いた
宇宙の涯てから目にしたものは ただひとつぶの青い涙
あまりにも美しいその姿に すべてはそこにあるとさえずった

a little bird told me / 遊佐未森 (ホルスト 「惑星」より)

 

 

 

10/15 時を越えてハローアゲイン

 

 

 

「人生ごっこ!?」 試写会。

会社でVFXを担当した映画、「人生ごっこ!?」 の試写会に行ってきました。
春から新しく会社に来てくれたスタッフの現場経験もかねてギリギリの中で何とか製作を引き受けましたが
今日ようやく完成版を見ながら、やっと完成したんだという実感を噛み締めました。
上映前に製作秘話なんかを話させてもらいましたが、やっぱり人前で話すの苦手。

VFX自体はそれほど難しいことはしていませんが、現場がとにかく大変でした。
普通では考えられないものすごいスピートでの撮影とその場で詳細を決めてしまう流れ。
そんな環境の中でCGを製作するための素材を撮影したりHDカメラデータを記録したり。
一杯一杯になりながらも一瞬の判断の繰り返しで鍛えられました。


まあなんというか、完成した喜びと共にもう一つの気持ち。
嫉妬、かな。

脚本は同じ27歳の栗山さん。
27歳で自分の映画を作ってしまう、そんな栗山さんのエネルギーと実力は正直なところチョット悔しい。
いや、かなり悔しい。
いくらでも批判は出来る。
だけどじゃあ自分には出来るのか、って言われたら出来ない。
まだ若いから、経験少ないから、なんて自分への言い訳も出来ない。

かなり荒削りではあるけれど、ラストのシーケンスを見ながら泣いてしまった。
テクニックじゃない。
パワーだ。
魂が正面から全力でぶつかってくる。

人に感動の涙を流させるって、はたして自分のこの先の命の中で出来るだろうか。

* * * * *

「人生ごっこ!?」 フランスとロシアの映画祭に招待されています。

その事実が作品の秘めるモノを物語っています。

 

 

 

10/14 Autodesk Combustion セミナー

 

 

 

映画などの複雑な合成ではAftereffectsの操作のもどかしさに悩まされます。
特に素材同士のトラックマット処理。
複数の素材を組み合わせて新たな素材を作れないため、マスクレイヤーやプリコンポーズばかりが増えて
操作性が極端に低下していきます。
このあたりは以前DIGITAL FUSIONなどを触っていたためいっそう弱点を痛感します。

そんなわけでCombustionへの乗換えを考えていたりして。
ちょこちょこセミナーなどに顔を出しながら機会をうかがってます。

 

 

 

10/4 Autodesk SIGGRAPH 2006 レビュー

 

 

 

Autodesk SIGGRAPH 2006レビューイベント。
3DソフトウェアのMAYAがMAXと同じ企業に買収されたため両ソフトのレビューが同時開催でした。
東京晴海のTFTビル、1000人程度入る巨大な会場が満員。
こんなに3DCGをやってる人がいるのかとビックリ。
もうCGクリエイターは特殊な仕事じゃないんだと改めて実感しました。

そして懐かしい人たちに会えました。
みんなそれぞれの場所で頑張ってる。
私もがんばろっと、そんな当たり前の感想な秋の夜長。

 

 

 


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