すべての人に、ありがとう

 

別れがあり、出会いがあり、そしてまた別れがある。
とても辛いけど、生きてるって実感する。
同じところをグルグル回っているように見えて、
実は螺旋階段のように少しずつ上っている。
すべての人に、ありがとう。


めぐるめぐるよ 時代はめぐる
別れと出会いを くり返し
今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ
中島みゆき/時代

 

 

 

旅の終わりの、最期の輝き

 

午前3時、東京都千代田区

都心の頭上を覆うのは暗黒とは程遠いグレーの空。
まるで電源の入った液晶モニターの画面のような、黒くない黒色。
できるものなら視界に広がる空をトーンカーブで思いっきり引き締めたい。
煌々と照らす高層マンションの明かりたちが
開こうとする瞳孔の動きを阻止する。

そんな人工の灯りから逃れるように暗闇を探し自転車を走らせる。
辿り着いたのは人気の無い神社の境内。

その境内の中央に立ち、空を見つめる。
ずっと、ずっと。
暗くない空にはわずかに北斗七星やオリオンが見えるだけ。
しかし見つめ続けるとかすかな光を放つ無数の星たちが見えてくる。

どれだけ時間が経ったか、突然目に焼きつくような閃光が視界を横断する。
ほんの一瞬、でも永遠に忘れられない光景。
流れ星、双子座流星群。

 

 

 

豊満な温もりに包まれて

 

やまない、雨。
朝からしとしと降り続ける。

冷え切った、身体。
静まりかえった世界に白い息。
感覚が研ぎ澄まされていく。

冷たい身体でしか感じとれない温もりも、ある。
それは凍える心を優しく包み込む。

 

 

 

地平線の彼方に、映るもの

 

深夜、仕事を放棄してHORIZON@代官山UNIT。
あのEpic Tranceの貴公子Paul van Dykが来日するとなれば這ってでも行かなければ!

Mothership, The Ocean, そしてHorizonへ.
毎回涙腺を刺激されていますが、さすが今回も素晴らしかったです。
Niji(電気Groove)のRemixは鳥肌が全身に広がっていくのを感じました。
ホールが波打っていました。
Paul van Dyk、そしてDJ Yodaさん、最高!

時間を忘れて踊って、朝日が昇るころ足を引きずりながら
心地よい疲れとともに仕事に戻るのでした。
今、目に映る日の出は、とても美しい。

 

 


[ R E T U R N ]


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