9/25 SURVIVE Style5+

 

本日から全国東宝系でロードショーが始まります。

イマジナリーでCGの製作を始めたのが昨年の初夏。
季節は巡りクリスマスも正月もスタジオに泊り込み、完成したのは1月半ばでした。
間違いなく今までで最も苦労した作品です。

是非、劇場で見てください。
(好き嫌いがはっきり分かれると思うので注意)

 

 

フィッシュアイレンズ

 

DVカムで撮影したものを取り込み、所々に映っている人物を消しこむ。
これが根気のいる作業。
本日の作業は以上。
人の少ない平日にロケに行けばこんな苦労しなくて良かったのに…

今回のロケハンでは実験もかねて色々な素材を撮影しました。
Mental RayとFinal Gatherと実写映像でイメージベースドライティングは良好な結果。
イメージベースドモデリングは失敗。
調べてみたらアイ・モデラー3Dというソフトが良さそう。
タイムスライス用に撮影した写真は中心部は本当にすばらしい出来でビックリ。
遠景は正確な距離と角度での撮影が求められる。

色々と可能性を試すことが出来て学生時代に戻ったみたいな気分。

こうなると次はHDRI。
これには360度の撮影ができるレンズが必要で、Fisheye Nikkor 10.5mm F2.8、お値段10万円。
普段は使い道なさそうだし、でもHDRIは試したいし…葛藤中。

 

 

痛恨の

 

前日のロケハンでNikon D70を使いましたが感度をISO800にしたまま撮影していました。
いつも気づかないでやってしまうミス。
しかも夕焼け〜日没の太陽を写したものがブルーミングでひどい状態に。
すっかり忘れていました、D70は太陽が撮影できないことを。

人は失敗して成長していくものです…今日はロケハンリベンジ。

 

 

草のにおい

 

作品のロケハンで荒川の土手に行ってきました。
人工物の映らない草原の景色を探しましたが、対岸の川口市の立ち並ぶ高層マンションが予想外でした。
でも土まみれになりながら草むらを掻き分け、なんとか良い場所を見つけることが出来ました。

茂みの中で三脚を立て望遠レンズを構えるとまるでスナイパー。
セッティングが終わるとDVを回しっぱなしにして草むらにゴロリ。

土と草の匂い。
青空に秋の雲。
真っ青な視界がやがて紅く染まり、やがて紺色に染まっていく。
さわやかな風が通り過ぎ、虫たちが一斉に鳴き始める。
輝きだす三日月をぼんやりと眺めながら、このまま朝まで寝ちゃおうか、なんて考えがムクムクと。

久しぶりの自然との接触でした。

 

 

ACC CMフェスティバル

 

国内のCM3000本以上の応募のある有名なコンクール。
今年の最優秀賞はネスカフェ 朝のリレー「空」 編になったようです。
なるほど、納得。
谷川俊太郎 の詩の朗読に合わせて美しい景色の展開される作品。
見た瞬間に強烈な制作意欲が湧いたのを覚えています。

そんなエネルギーをもった作品たちが11/9に有楽町で上映されます。
9/29には世界のすばらしいCMが見られます。
絶対に行かなくては。

 

 

ぼくは怖くない /グッバイ・レーニン! (神楽坂ギンレイホール)

 

グッバイ・レーニン! 監督:ヴォルフガング・ベッカー

こんなシナリオを思いついた時点で勝ち!
やさしく包み込むように進むストーリーと織り込まれたエンターテイメント性が気持ちいい。
微笑みながら一生懸命な我が子を見つめるラストの母親の表現、巧い!
作品に良い意味で”映画学校の卒業制作の最優秀賞”のような雰囲気が漂っていていて素敵。


ぼくは怖くない 監督:ガブリエーレ・サルヴァトーレス

こちらはシナリオは平凡だけど叙情的な演出が巧い。
映像の大半が黄土色で占められているのに、その黄土色がとても表現豊か。
一面の小麦畑、焼けた大地、土色の街、全てが黄土色なのに圧倒的な質感。
こちらもラストのくじ引きに負けた父親の表現、巧い!

両作品とも主人公の親の表現がとても巧い。
どちらの作品もラストのたった一つの行動で全てを悟ることが出来る。
直接的な言葉や説明カットではなく、どこかにちょっとした複線を張っておく事で絶大な感動を与える。

心地良い涙を流せた2作品でした。

 

 

9/8 PSX壊れる

 

なんてこと!
買ってまだ2週間もたたないのに、起動しなくなりました。
ソニー嫌い!!

ここ数年、ソニーのプロダクトに以前の圧倒的な技術力、センスが感じられません。
保守的、排他的なコンテンツにも嫌らしさが伝わってきます。
逆にパナソニックの勢いが目立ちます。
今までSONYのVX2000、PD150しか見なかった取材カメラもいつのまにかパナソニックDVX100に置き換わり…
SONY独占市場の放送機器にもパナソニックが食い込んで競争をしてほしいものです。
車数台分の価格の業務用ビデオデッキも桁が一つ下がってくれるんじゃないかと。

壊れたPSXを前にそんなことを夢見る今日この頃。

 

 

9/3

 

半年間製作をしていた愛知万博のコンテンツが一段落、そしてお疲れ会。
こんな大変なプロジェクトは今までも、この先も無いんじゃないかな。
残りあと半分!
その前にゴールデンウィークと夏休みを…

 

 

9/1

 

(有)イマジナリーパワーが無事2年目に。
会社から感謝の気持ちを込めてPSXとMP3プレイヤーを買って頂く。

PSX、すごい便利。
VHSから一気にHDDレコーダーに変えてカルチャーショック。

MP3プレイヤー
こんな小さなボディーで4GBのHDDが入っているとは。
毎日首から下げてマウンテンバイクで通勤。
いつもHDDをブラブラさせているなんてちょっと前には考えられないことを。
これまたカルチャーショック。
コピーコントロールCDは使えないから、もう一生買わない!
今更CDをたくさん持ち歩くなんてね〜と、ちょっと言ってみたかったり。

 

 


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