6/19 100Kmの彼方の光を求めて
時には黄色に、時には緑に 時にと煌煌と、時には力なく 空を舞う小さな光 夕方東京を出発し急行で二時間、徒歩二時間。 やっとたどり着いた真っ暗な渓谷で、あまりにも美しい光たちに出会うことができました。 たった2週間の命を精一杯使って輝きつづけるゲンジボタル。 その神秘的な光は心に安らぎをもたらしてくれました。 音も無く、光も無い、そんな場所に数時間。 夜空ってこんなに明るいんだ。 雲ってこんなに速く動いているんだ。 普段気づかない新鮮な驚きの数々。 三脚と一眼レフを持ってきたものの、この暗闇の中では液晶の光が眩しすぎて確認できず。 撮影はあきらめ、目の前の神秘をただただいつまでも記憶に焼き付けるのでした。
6/13 ホテルのベッド横にひそむ憂鬱
あるプロジェクトのCGの現場調整のため、一週間ほど千葉のスタジオに通っていました。 現場でモーションを修正しながら時間を見てレンダリングの毎日。 予想以上にレンダリングに時間がかかりそうだったので締め切り前日にはレンダリングマシンを担いでスタジオ入り。 夜、作業が終わらず。 時間切れでスタジオを追い出される。 レンダリングマシンとモニターを担いで近くのビジネスホテルへ。 ホテルの電源でうなりを上げながらレンダリングを進めるマシン。 その横で力尽きる。 日曜の夜にホテルで爆音を上げるマシンと添い寝、何やってるんでしょ・・・
苔生した大地
土曜 昼 仕事の目処がたつ。 天気予報は曇りのち雨、降水確率70パーセント。 日差しが弱い&観光客がいないであろう、ということで急遽旅の支度。 素泊まりで宿を予約して東京脱出。 土曜 夕方 週末なのに人のまばらな日光市街に到着。 歩いて東照宮へ。 参拝時間を過ぎた東照宮に当然人影は無く貸しきり状態。 今回は寺社ではなく苔と川が目的なのでシーンとした空間で集中してシャッターを切り続ける。 日が沈むに従って淡くまったりとした光が世界を覆っていく。 攻撃的な日差しは無くなり、ほんのりと照らし出される大地をスローシャッターで捉えていく。 日曜 6:00 目的の山に向かう。 日曜 10:00 一つ目の目的の滝に到着。 うっそうとした森の中、しかも曇りで十分な暗さ。 NDフィルターをつけて絞り込むことでシャッタースピードを10秒まで確保。 崖の上から望遠で撮影後、広角レンズを装着して滝壷に向かう。 途中、濡れた岩に足をとられて滑落、カメラを岩にたたきつけたりもしつつ無事撮影。 日曜 昼 目的の滝に到着。 豪快に流れ落ちる滝壷の周りは苔で覆われた緑の世界。 そして虹。 日曜 18:00 帰宅と同時に意識を失う。 気づくと深夜でした。 今回はカメラをNikon D70、そして業務用ビデオ三脚のDAIWA VT-523。 DVX100でのロケ用に購入したこの三脚はビデオカメラ用のものなのでとにかく重い。 これを担いで2日間山を登るのはちょっと無理がありました。 カメラも三脚も買ったばかりなのにもうボロボロ。 でも出来上がった画像を見て納得。 さすが頑丈な三脚。
[ R E T U R N ]