<< Return | - People living for today... - |
取締りの警官におびえる子達
遺跡での物売りは禁じられていてバイクの音がするたびにソワソワしている
一口だけといいながら全部飲まれた!
干し梅を口に入れて固まる。ナイスリアクション!
こんな笑顔に囲まれて、すべてがどうでも良くなった
* * * * *
タ・ブローム寺院裏の森を抜けたところに広がっていた大きな湖のほとり。
突然現れた壮大な光景に時間を忘れてシャッターを切り続ける。
湖の周りには数本の木を組んで藁をのせただけの家が点在している。
しばらくするとこの集落の住人らしき子供たちが集まってくる。
手には観光客相手のみやげ物。
正直、またかという気持ち。
街でも遺跡でも道端でも、外国人には常に物売りの小さな子供たちが付いてまわる。
とびっきりの切ない顔をして ワンダラー、フード、プリーズ。
公務員の月給が20ドルのこの国の物価を考えればこの子達は商売としてこういうことを行っているわけで。
そんな子達の集落に足を踏み入れてしまったのであっという間に十数人に囲まれる。
ノー、ノー、イラナイ、買わない、もうっ!
そうこうやり取りしているうちにこちらがカモじゃないと分かって段々と打ち解けてきて。
理解できる数少ない英単語を使いながらの交流。
日本から持ってきた干し梅を子供たちにふるまう。
もう、想像を超えた最高のリアクション!
頭をフル回転させてイッツ ジャパニーズ トラディショナル フード!とか言いながらみんな大爆笑。
お礼に木の実や草をドッサリ採って来てくれました。
それから日が暮れるまで写真見せたり一緒に木登りしたり、まるで幼稚園の先生状態でした。
最後はみんなで遺跡の参道でサッカーをしてバイバイ。
* * * * *
この国の人たちは大人も子供も好奇心で溢れているように感じる。
生活は厳しくても楽しんで生きる事を知っている。
こんなに気持ちのいい笑顔、日本で見られるかな。
彼らから大切なことを教えられた。
この国の一番の魅力であり宝物は世界遺産ではなく、今を生きる人々の心ではないか。
こんな日はジョンレノンが心地よく響き渡る。
Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace....
Imagine / John Lennon
<< Return | - People living for today... - |
[ R E T U R N ]